似てるけど違うもの🌿
こんにちは☀️
最近、縄張りが変わったのか近所に見慣れない猫が来るようになりました🐈
毛色はグレーで毛先に白が混じった、緑の目の美人さんです。毛並みが綺麗で人慣れしていそうだったので、首輪はしていませんでしたがおそらく飼い猫でしょう☺️
以前はよく見かけた茶色の八割れ猫は、とある時に壁に登りそこねて転落した所を見てしまいまして😅
「見るな💢」とばかりに一声鳴いて、それからしばらく見かけなくなりました。
さて、ご近所さんのお話はそんなところで、今日はマタタビとキャットニップについて🐈
どちらも猫が好む物として知られますが、れっきとしたハーブです🌿
マタタビは生薬では木天蓼(もくてんりょう)と言い、マタタビ酒にすると痛みを緩和し体を温める作用があります。ネペタラクトン・アクチニジンを含み、言わずと知れた「猫まっしぐら」🐈
育てやすいハーブで人気がありますが、キャットニップも同様の成分を含み、匂いに引き寄せられた猫が庭を踏み荒らすこともあるそうな。
別名を西洋イヌハッカ。イヌがつくものは「有効品種と似ているが違うもの」という意味なので、「薄荷と似ているけど違うもの」です。犬に関する逸話はだいたい無いです🐶
キャットニップはシソ科イヌハッカ属ですが、中国北部原産の生薬に「荊芥(けいがい)」というものがあり、英名をジャパニーズ・キャットニップ。こちらはシソ科シゾネペタ属で見た目は似ていますが違うものです。
学名をみると明らかですね。
キャットニップは「Nepeta cataria」
荊芥は「Schizonepeta」
似ているもので違うものはたくさんあります。スパイスでいうとシナモンも「カシア」と「セイロン」は違うものです。カシアは中国産で生薬名「桂皮(けいひ)」、セイロンはスリランカ産でハーブティーで言う「シナモン」はこちらです。
香りや味の強さで比較することもできますがカシアは主張が強く、セイロンは穏やか。
有名ですがシナモンはニッケイ属でシンナムアルデヒドという芳香属アルデヒド、つまり香り成分かつ毒性を含みます。安価に出回っているシナモンはだいたいカシアですが、日常的に使用する場合など心配があればセイロンを選んだほうが無難でしょう。
私はシナモン大好きなのでセイロンシナモンを使います。コーヒーに入れたりホット豆乳にかけたり、おやつの焼きリンゴにかけたりとわりと頻繁に使うので☕️
毒性については正直そんなに心配していませんが、カシアは香りと辛みの主張が強いので全部シナモン味になりがちなのです😅
ハーブやスパイスを買うときには必ず学名、産地、使用部位を確認しましょう。これらが違うと全く違う味になったり、全く違う効果になったりします☝️
自力でラテン語は読めないのでパートナーに読んでもらった音と字面で覚えてます(振り仮名ふってあるんですけどね)😅