ねこ、時々ハーブティー

ゆるーく、身近なハーブや生薬について呟いていこうと思います。

魔法使いの嫁🌿

こんにちは⛅️

 

 ふと魔法使いの嫁を読み返していまして、エリアスとリンデルの呪文や名前に「イラクサ」と「リンデン」が使われているので、今日はこの2種類にします🌿

 

 イラクサハーブティーで使う場合は「ネトル」和名は「セイヨウイラクサ」という名前です。別名を「蕁麻(じんま)」

 葉や茎に細かいトゲがあり、触れると焼けつくような痛みがあります。イラクサによる発疹を蕁麻疹と呼んだことがアレルギーやストレスから出る発疹「じんましん」の名前の由来でもあります。

 生の葉は皮膚刺激を起こすので使用しないこと。自家栽培するかたはなかなかいないでしょうが採取する際は必ずゴム手袋を着用し、自家乾燥は生乾きにご注意を⚠️

 

   ヨーロッパやロシアではスープの具にしたりピューレにしたりと食用されているようです。日本では近親種が山菜料理として天ぷらやお味噌汁、炒め物で食用されています🍲

 イラクサ属は繊維がとれるのでアイヌ民族の衣装にも使用されています👕

 

 効能としては造血、浄血、抗アレルギーに加えて消炎と鎮静。ヘモグロビンに構造がよく似たクロロフィルを豊富に含み、鉄分やビタミンC、葉酸は造血に働きかけ貧血を防ぎます🩸

 アトピーや花粉症、リウマチなどをやわらげるとされドイツでは春季療法として春先のアレルギーやニキビなどを予防するためよく飲用されています💐

 

 肝心のお味ですが、下手くそな食レポを一言で言うと「まろい緑茶」🍵

 ねっとりとした甘味と若干の渋み。緑茶のように思えなくもないような不思議な味です。

 

 リンデンのほうは別名「ライム」と言いますが柑橘類のライムとは関係ありません。ハーブティーで使用する「リンデン」はシナノキシナノキ属、エスニック料理に使用する柑橘類のライムはミカン科ミカン属です🍊

 日本語だと「菩提樹(ぼだいじゅ)のほうが馴染みがあるでしょうか?🤔

 花、苞葉と白木質で効能が違い、木を使うほうは主に利尿作用があり腎臓の機能を助けます。花と苞葉は発汗、利尿の他に鎮静と鎮痙の作用があります💐

 

 花はパウダリーな蜜の香りと甘味があります。血圧を下げる作用があり、ストレスに良いとされています。また、エルダーフラワーとブレンドして風邪予防にも☕️

 

  当家では山田養蜂場さんからルーマニア産ボダイジュ蜂蜜をたまに通販します。1kg3,000円くらいしますがやはり美味しいです🐝

 蜂蜜には花の風味がモロに出るので独特な味が苦手なかたもいらっしゃるかと思いますが、トーストなど蜂蜜の風味がほしいときはリンデンハニー、それ以外では1kg800円くらいの混合蜂蜜を使い分けております🍯

(国産はさすがに買えません💸)

 

 リンデンウッドのほうは…。実はまだ手に入れたことがなくて😅

 あんまり詳しく書けないのですが本によると「かすかに木の香りが漂う、すっきりとした味わい」だそうです💐

 リンデンフラワーのほうはわりと出回っているのですが、ハーブ屋さんでもなかなかリンデンウッドは見かけないのです😭

 

 ちなみに「お釈迦さまが苦行の末、菩提樹の下で悟りをひらいた」とされるほうの菩提樹は近親種のインドボダイジュだそうです🇮🇳

  寺院によく植えられているそうなので、見かけたことがあるのでは🌳